ヒールを履く女性や靴のサイズが合っていない人に起こりやすい外反母趾は、肩こりや腰痛・自律神経の乱れなどの体全体の不調につながることもあるのをご存知ですか?
今回は大人だけでなく子どもにも増えてきている外反母趾について解説します!
外反母趾は、親指の付け根の部分が内側(小指側)に「く」の字に曲がってしまう疾患です。母趾とは親指の付け根のことで解剖学的には「MTP関節」とも呼ばれこの部分と中足骨とでなす角度が大きくなることで外反母趾の程度が分かります。
重症になるにつれて歩行時の痛みや親指の付け根が靴と擦れることで起こる痛みを伴います。
外反母趾は女性に多くその理由は男性に比べて筋肉が柔らかいからだと言われています。
その他には以下のような原因が考えられます。
足はいくつかの骨や筋肉、腱で構成され機能しています。そのうちの母趾外転筋と母趾内転筋の筋力が低下したり、内転筋が硬くなって伸縮性が失われたりすることによって外反母趾が起こりやすくなってしまいます。
腰椎や骨盤がずれて歪んでいる人は左右の足にかかる荷重の割合が変わってしまいます。すると筋力低下や筋肉が硬直する原因や、逆に負担をかける原因となり外反母趾を引き起こしやすいです。また足底筋膜のアーチの崩れによる偏平足も外反母趾の原因の一つです。
ヒールなどのかかとの高い靴や、靴の先端が細くなっている靴はMTP関節に負担がかかりやすく特に親指の部分への荷重が大きくなってしまいます。
また、先が細くなっている靴は親指の関節が内側の小指側へ向いてしまうので、毎日のように先が細い靴を履いている人は外反母趾になりやすい傾向にあります。
外反母趾を予防するにはヒールを長時間履かない、または常用しないことや足先の細い靴を履かないようにすることが挙げられます。仕事でどうしてもという時は靴にインソールを入れて足底筋膜の負担を軽減することも予防には効果があります。
長引く外反母趾の症状は整骨院での治療も効果的です。外反母趾は背骨や骨盤の歪みから起こっている場合もありますので体の歪みを整えて、足にかかる荷重の比率を正しく調整することで外反母趾の悪化を予防することができます。
ヒールや先の細い靴を履かないのに症状がみられる方は、専門家による体の矯正をオススメします。
外反母趾は女性に多く近年では子どもにも見られることも増えています。整骨院で体全体の歪みを整えることで外反母趾の症状だけでなく自律神経の乱れや腰痛・肩こりといった症状の改善が期待できます。
東山三条整骨院は古川町、東山駅近くです。外反母趾でお悩みの方は是非一度、ご来院ください!