腰痛やぎっくり腰は腰に起こる症状として有名ですが、同じ痛みでも原因や対処法は違っています。
腰痛とぎっくり腰はそれぞれどのように引き起こるのでしょうか?
今回は2つの違いをご紹介します!
腰痛は私たちの日常生活の中で起こりやすい症状の一つです。腰痛は、腰の痛みの他にだるさ、重さなどの症状があり6か月以上症状が続く場合は慢性腰痛症と呼んでいます。
腰痛はレントゲンやMRI検査でも特に異常がなく原因が分からないものが大多数で約9割と言われています。原因が分かっているものは、腰椎の骨・軟骨・靭帯・神経に変性や炎症が起こる腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症などが代表的です。
原因が分かっていないものには腰痛を引き起こすいくつかの要因が考えられます。要因としては加齢や姿勢の悪さ、疲労、精神的なストレス、冷え性などによる血行不良などが考えられます。
腰痛の症状の改善には患部となる腰周辺を温めることが効果的です。痛みが出ないように無理のない程度でストレッチをして腰周辺の筋肉をほぐすことや、湯船に浸かり筋肉をほぐして血流を良くすることも腰痛の改善に効果が期待できます。
ただし、腰椎椎間板ヘルニアなどの原因が分かっている場合は原因を取り除くことが第一優先ですので病院を受診しましょう。
ぎっくり腰は「急性腰痛症」と言い、腰に急に強い痛みが走って立つことができなくなる症状です。年代に関係なく若い人でも疲労の蓄積などが関係して起こり3日~1週間程度痛みが続く症状です。
ぎっくり腰も腰痛のように腰椎椎間板ヘルニアなどのように原因が分かっているものとレントゲン検査などでは特に異常が見つからない原因がはっきりしないものに分けられます。
ぎっくり腰は、長時間同じ姿勢で過ごす機会が多い人、肥満・冷え性・精神的なストレスや疲労の蓄積が要因となって、重たい荷物を持ったり急に姿勢を変えたりすることで発症します。
ぎっくり腰は発症してから1~3日目までが痛みのピークになり動くことも難しくなります。まずは自宅で安静に過ごし楽になれる体勢をみつけましょう。
患部の痛みや触ったら熱を持っているようであればアイシングや湿布を使用して症状が落ち着くまで様子を見ましょう。ただし足にしびれや感覚の麻痺があるようであれば病院を受診しましょう。
腰痛とぎっくり腰はどちらも腰に痛みを伴う症状ですが、対処の仕方に違いがあります。
当整骨院では腰痛やぎっくり腰の症状緩和の治療を行っています。腰の痛みのお悩みは東山駅近くにある東山三条整骨院にお越しくださいませ!